「面接ではいい感じだったのに…」なぜかうまくいかないスタッフに共通する“3つのサイン”
動物病院で採用面接をしていて、こんな経験ありませんか?
「受け答えも丁寧で、人当たりもいい。これは当たりかも!」
…と思ったのに、いざ入職してみると、
指示がないと動けない
先輩に依存しがち
ミスはないけど、成長が見えない
と、なんだか「合わない」気がする。
こういうスタッフ、先生の病院にもいませんか?
なぜ“合わない人”が入ってしまうのか?
理由はシンプルです。
面接では「人間性の良さ」はわかっても、「組織との相性」は見えにくいから。
例えば、「人当たりが良い」「笑顔が多い」「ハキハキしている」──
これはあくまで“対外的な印象”であって、職場内でどう動くかは別問題です。
“相性が悪いスタッフ”に共通する3つのサイン
① 協調性はあるが、主体性がない
みんなに合わせようとするが、自分で考えて動かない
任された業務以上のことはやらない
指示待ちが多く、状況判断ができない
→ 一見「真面目」で「無難」ですが、現場では指導の手間がかかり、成長スピードが遅くなります。
② 先輩に“依存”しすぎる
「○○さんに聞いてからやります」
「これってやっていいんですか?」
先輩スタッフと一緒の時だけ動ける
→ 教える側の負担が大きくなり、周囲にストレスがたまりやすいです。
③ 雰囲気に流されがちで、意見がない
その場その場の雰囲気に合わせる
「どうしたい?」と聞いても、「どっちでもいいです」
自分の仕事観やキャリアビジョンが見えない
→ 周囲に迎合するだけで、自分で病院に貢献しようとする意識が薄いケースもあります。
採用で“相性”を見抜く3つのコツ
① 「過去の出来事」ではなく「行動の意図」を聞く
「以前の職場で意識していたことは?」
「部活で苦手な先輩にどう対応してましたか?」
→ どんな価値観で行動してきたかを掘り下げると、「自走力」「責任感」の有無が見えてきます。
② 「YES/NO」ではなく「考えを説明させる」質問を
「もし受付スタッフが予約をミスしたら、あなたはどう動きますか?」
「先輩が忙しそうにしてたら、あなたはどう感じますか?」
→ 正解はどうでもよく、考え方のクセ・主体性の有無を見ます。
③ 面接中の“空気”をメモする
自分の意見を言うのが苦手そう?
圧が強いと感じてる?
誰に話を振ってもらうまで黙っている?
→ 言語化しづらい違和感も、“相性”を測る上では重要です。
スキルや資格より大事なのは、組織との“リズムの一致”
スキルや資格があっても、病院と“リズムが合わない人”は活躍しづらいものです。
だから採用で見るべきは
「何ができるか」より
「どんなふうに働いてきたか」
「何を大切にしているか」
といった“価値観・行動のクセ”。