「子育て中の方はムリだと思ってました」実は“主婦スタッフ”が戦力になる理由
「午前しか働けません」
「子どもの急な発熱で休むことがあります」
こうした条件を見て、
「ちょっとウチではムリかな…」
そう思ったこと、ありませんか?
たしかに、子育て中のスタッフには時間の制約があります。
でも、それって本当に「即戦力外」なんでしょうか?
「短時間だからダメ」は、ただの思い込みかもしれない
実はここ最近、こんな話をよく耳にします。
「ママさんスタッフの方が、時間内で集中して働いてくれる」
「残業を前提にしないから、シフト設計が読みやすい」
「何より、定着率が高くて安心感がある」
これ、実際に動物病院の現場でよく聞く声です。
なぜ“主婦スタッフ”は戦力になるのか?
その理由はシンプルです。
働く目的が「生活に直結している」から
子育てや家庭を支えるために働いている人は、
「お金を稼ぐ必要があるから働く」という明確なモチベーションを持っています。
そのため、勤務中の集中力や責任感が非常に高い。
さらに――
家を購入している=引っ越しリスクが少ない
子育てとの両立が前提=残業や夜勤を前提としない働き方
地元志向が強い=長く働く意欲がある
といった“安定した生活背景”を持っている方が多く、
離職率が低く、計画的な戦力として考えやすいのです。
実際に活躍している「主婦スタッフ」の活用例
◎ 午前診療の補助に集中投入
午前中の来院数が多い時間帯に、
主婦スタッフを中心とした「ピークシフト制」を導入している病院も。
短時間でも高い生産性を発揮できる構成です。
◎ SNSやブログ発信の担当に
文章力が高く、スマホやSNSに慣れている方なら、
来院促進や採用広報のコンテンツ発信担当として活躍するケースも。
「病院で働いてるスタッフが書いてる」と伝えることで、
飼い主さんへの信頼感・共感性もアップします。
◎ 物販や予防案内のサポート
接客経験や営業職のバックグラウンドを持つ主婦スタッフは、
物販提案や案内業務においても安定した成果を出してくれることが多いです。
“時間”ではなく、“目的”でスタッフを見る
子育て中=短時間勤務
短時間勤務=戦力外
この思い込みが、多くの“実は戦力”な人材を逃してしまっています。
重要なのは、
「何時間働けるか」ではなく、
「なぜ働くか」「どんな働き方を望んでいるか」。
勤務時間が短くても、
集中力があり、責任感があり、病院の理念に共感してくれる人材であれば、
むしろフルタイムより頼もしい存在になることだってあるのです。
まとめ
時間に制限がある=戦力にならない、は誤解
主婦スタッフは「目的意識」が強く、安定的に働ける
働ける時間より「どう働くか」を重視すべき
SNS、物販、午前対応など、限定的な活躍ポイントは多い
“人材不足”に悩むなら、
まずは【見る視点】を変えてみませんか?
「制約がある人」ではなく
「その時間を最大限活かせる人」を採用する。
そんな視点を持つだけで、
あなたの病院に新たな戦力が加わるかもしれません。